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雑記帳「感懐」

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第一高等学校の中高一貫教育校化について
平成16年度より開始

■中高一貫教育とは?

 中高一貫教育はこれまでの中学校+高等学校に加えて生徒や保護者が中高一貫教育をも選択できるようにすることにより、中等教育の一層の多様化を推進するものとして、学校教育法などの改正により平成11年4月から実施されているもので、小学校卒業後の進路を従来の中学校(さらに進学する場合は高等学校)と、新設される中高一環教育校の二つから自由に(ただし後者は入学選抜あり)選ぶことができるものです。

 中高一貫教育校には次の3つがあり、第一高等学校は (1)に該当します。

(1) 中等教育学校。ひとつの学校として6年間一体的に中高一貫教育を行うもの。公立の中等教育学校の入学については学力試験は行わず、それぞれの学校の特色に応じて、面接、実技、推薦、抽選などの方法を組み合わせて行います。第一高校では入学希望者が120名を超えた場合、個人面接、作文、抽選で選抜を行う予定ですが、正式には未決定です(2002/11 現在)。

(2) 中学校と高等学校を同一の設置者が併設されるもの。中公教育学校よりも緩やかな設置形態であり、高等学校入学者選抜を行いません。公立の併設型の中学校の入学については中等教育学校と同様の方法で行います。

(3) 連携型の中学校・高等学校。既存の市町村立の中学校と都道府県立の高等学校が教育課程の編成や教員・生徒間交流などの連携を深める形で中高一貫教育を行うものです。

■中高一貫教育の学習指導

 6年間の在学期間を1〜4回生の「基礎・基本期」と5〜6回生の「充実・発展期」にわけ、1〜3回生を「前期過程」、4〜6回生を「後期過程(普通課)」と呼びます。前期過程は授業料は無料ですが、後期過程は授業料が必要となります。授業料は都道府県立高等学校に準拠する予定で、2002年度の場合、月額9,300円です。

 基礎・基本期の1〜4回生はきめ細かい指導によって基礎学力の定着が図られます。5〜6回生は進路希望に合わせて科目を選択し、発展的な学習を行います。この間は大学のような単位制となりますので、授業の無い時間は各自の課題研究を行って進路希望の実現を目指すことになります。また、全過程を通じて、第二外国語などの語学学習や、情報化に対応したコンピューターを使った学習なども行われます。

■進学・就職
 商業、工業といった専門科目はありません。進学のための理系・文系の区別もありませんので5〜6回生の単位制の範囲内でそれぞれの進路に対応した科目を履修することになります。

■チューター制

 1回生から6回生まで各学年2〜3人ずつがひとつの「チューター会」に属します。チューター会ひとつずつを一人のチューター(教師)が継続して受け持ち、生徒の進路指導や生活指導にあたります。学年を通した活動により社会性を養うとともに「自立の達成」から「個性の確立」をはかります。

■在校生は?
 在校生は旧第一高等学校卒業生として卒業します。中高一貫教育校開校以降に入学した生徒が新しい学校の卒業生となります。途中学年への編入は原則として行いませんが開校の平成16年から平成18年までは1回生の入学のほかに、中学校卒業生を対象とした4回生の編入を実施します。逆に、中高一貫教育校から一般の中学校、高校への転出は可能です。3回生が卒業後に一般の高等学校に進学することも可能です。ただし、教育カリキュラムが中学校の1年〜3年と、中高一貫教育校の1回生〜3回生に一致していませんので学習内容的に若干の不自由があるかもしれません。

■校舎

 校舎はすべて新築で開校します。チューター室、コミュニケーションルーム、食堂、コモンホール、フォーラムなど中高一貫教育校ならではの充実した施設が完備されます。パソコン教室は40台設置が2部屋、校区が山口県内全域となるために通えない生徒の宿舎は全室個室で男女各40人に対応。


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