|
 |
以下若村真由美のお話：
１人３役で、しかも原典で語る、というのは
いくつかやりたいことがあったが
第一回で何をやろうかと考えて
子供の頃から古典芸能が好きで
１歳の頃からテレビでＮＨＫの古典芸能の番組をつけておけば
いい子にしていたそうです。
|
現代演劇者の自分がやるとして
自分が知りたいということがあって
語り物という意味から
昔の言葉のまま
平家を原典でやりたい、と。
|
皆さん、祇園精舎の鐘の声、を暗記なさったと思うけど
あれは全部で１９２章段あって
いろいろな章段があって
実を言うと
本当は平家物語より源氏物語の方が面白いんじゃないの
と思っていたが
実際に読んで
実際に声に出してみたら
日本語の美しさ・日本語の音の響きに美しいなと思った。
|
琵琶法師が辻々で、町々で語り継いだものであって
読み物ではなく
聴く物として
当時のストリート・パフォーマンスですね
町の皆さんが耳を傾けて聴きたくなる
というようなドラマティックなものに各章段が成っている。
|
勿論、今は大河ドラマで「平清盛」をやっているけれど
これは、平清盛だけを描いているのではなく
相手方の源氏も扱い
さまざまな女性達の想いも描いている。
本当に良く出来ているなと。
|
日本では古典からすると
いろいろなのをやっているが
現代演劇のノウハウしか知らない私が臨むとどうなるのかと
結構時間をかけて作りました。
演芸芸能だと最初に型があって
型から入って
魂を吹き込むのだろうけど
私の場合
読み解くことから始めて
言葉が出て
どう、身体を伴うか
そういうのを自分で考えました。
以下略
| 【 平家物語を熱く語る！！一覧に戻る 】 |