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 投稿番号:100758 投稿日:2005年03月07日 09時59分31秒  パスワード
 お名前:暇潰しのギャンブラー
「肉体の文学」:屋島の弓ピューン物語等

コメントの種類 :書籍・文献  パスワード

最近「声に出して読みたい日本語」を頂きました。

ここに『平家物語は実は肉体の文学である』と書かれていました。
最初におっしゃったのは小林秀雄氏だそうです。

[1]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月07日 10時54分52秒 ) パスワード

なぜなら

「登場人物たちは実によく動きまわる。
よく笑うしよく泣く。
声も大きく川の向こうまでよく響きわたる。
先陣争いもにぎやかだ。
平家の兵たちも源氏に攻められ大騒ぎであわててよく動く。
記述も派手で清盛の高熱ぶりは水が沸騰して湯になったと描く」
[2]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月07日 10時57分53秒 ) パスワード

「平家物語を肉体の文学として読もう。
生き生きした肉体。
合戦の派手な演出」


こういう読み方を小林秀雄に教えられたと斎藤孝氏は書いています。
[3]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月07日 11時03分34秒 ) パスワード

「また『平家物語』を肉体の文学たらしめているもう1つの要素に『琵琶法師の語り』がある。
盲目の法師が琵琶をかき鳴らして語る情景には凄みがあり
聴く者の肉体を揺さぶり魂に悲痛な声を上げさせる」
[4]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月07日 11時06分12秒 ) パスワード

興味のおありの方は

「声に出し

読みたい
日本語」


斎藤孝著
草思社
¥1200+税


よろしく!
[5]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月07日 11時36分00秒 ) パスワード

屋島の弓ピューン物語は目にも美しいし躍動感に溢れてるしせっかくの美の世界がドタバタになるし


例えば
「よっぴいてひやうと放つ」
とかね。


「(敵の)後甲のしころをば長刀の先に貫き高く差し上げ大音声を揚げて名乗」ったり
「(義経なんか)片脇に挟んで海に入れなんものを」と言ったり

こういう躍動感というのは平家物語の世界だなあ、と。
[6]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月07日 11時43分38秒 ) パスワード

富士川の合戦も面白いのですが平家の末裔としてはクヤシイから上巻265ページでも読んで下され。
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