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 投稿番号:101733 投稿日:2002年07月18日 22時46分03秒  パスワード
 お名前:nyao
ツール・ド・フランス真っ盛り♪
キーワード:自転車 ツール フランス
コメントの種類 :雑談  パスワード

ツール・ド・フランスが始まって13日目の今日からピレネー山脈ステージ。
今のところ総合トップはイゴル・ゴンザレス・デ・ガルデアノ(オンセ)、26秒差でランス・アームストロング(USポスタル)、3位以下は混戦模様となっています。
ではツール主要選手のニックネーム。

「ミスター・ミリメーター」
アームストロングの、99年チーム内でのニックネーム。日頃は荒っぽく自転車を乗り回す彼、でも出発前の荷造りは1個1個の荷物の詰め方に気を配り、さらに自転車の微調整を繰り返したとか。ノギスを片手に自転車とにらめっこするランス…、部屋が暗かったら怖いぞ(笑)

「ラ・マンチャの子供」
すんごい童顔のオスカル・セビリャ(ケルメ)のニックネームのひとつ。ご存知「ラ・マンチャの男」をもじっております。(爆)彼の他のニックネームは「エルニーニョ」(赤ちゃん)…やはり誰もが認める赤ちゃん顔なのだな(笑)

「ジャジャ」
好調ながらついに引退宣言をしたフランスの英雄、ローラン・ジャラベール(CSCティスカリ)の愛称。フランスで「ジャジャ」と言えば彼のことを指します。もうひとつのニックネームは「パンダ」…どういう理由なのだ?(謎)

「マイヨベール・コレクター」
これまで6年間マイヨベール(緑のジャージ、スプリント賞リーダーの証)を守っている、エリック・ザベル(ドイツテレコム)の異名。彼の長男は毎年シャンゼリゼの表彰台で父親の肩車に乗っていて、今年も表彰台で肩車してもらえると信じてスタンバイしているらしいっす。

続いてツール不参加の選手のニックネーム。

「ピラータ」
イタリア語で「海賊」を意味するこの愛称は、紛れもなくマルコ・パンターニ(メルカトーネウノ)。近頃元気がないっす。

「スーパーマリオ」
イタリア随一の伊達男、マリオ・チッポリーニ(アクアサポーネ)の愛称。だって34歳なのに今年のジロ・デ・イタリアでステージ6勝でっせ!セリエAの某チームの監督が、「チッポリーニのスプリント並みの好調さですね」と誉められて満面の笑みを浮かべたというくらい、「スーパーマリオ」はイタリアの誇りなのです。

「フランドルの鉄人」
骨折しようがどうしようが何度も不死身の復活を遂げている、ヨハン・ミュセーウ(ドモ・ファームフリッツ)のニックネーム。マウンテンバイクでも走りたくない泥濘と石畳が舞台となる「北の地獄」パリ〜ルーべを、彼は3度制覇しているのです。その彼は「俺は疲れたから若い連中に走ってもらうさ」と、しばらくお休み中。

[1]服部 明子さんからのコメント(2002年07月18日 22時49分50秒 ) パスワード
  

第7ステージでオーストラリア?のなんとかさんがトップなんて記事を見ましたが
これから大変なピレネー山脈ですか。
考えただけで顎が出てしまいます。
(笑)
[2]nyaoさんからのコメント(2002年07月18日 23時59分36秒 ) パスワード
  

今年のUSポスタルは調子良いですね〜〜〜。
今日のゴールはラ・モンジ(1715m)ですが、ホセ・ルイス・ルビエラの頑張りで他のチームの選手たちを突き放したうえで、先行していた「ジャジャ」ジャラベールを豪快に抜き去り、最後まで食いついて離れなかったホセバ・ベロキ(オンセ)もロベルト・エラスとランスアームストロングが2人で手玉に取る始末。
…つまりランスがマイヨジョーヌ(黄色いジャージ、総合トップの証)♪

願わくはJスカイスポーツのクイズ景品が当たりますように。
[3]nyaoさんからのコメント(2002年07月20日 01時08分00秒 ) パスワード
  

今日も「ジャジャ」ジャラベールが大逃げを打ちましたが、またしても終盤になって後続集団に抜かれちゃいました。そしてUSポスタルチームがまた完璧なチームワークでアームストロングを導き、最後にアームストロングが例年通り「どっか〜ん!」と上り坂なのにロケットダッシュして2ステージ連続勝利。

ただ「ジャジャ」の名誉のためにひとこと。単純に山坂だらけの100kmをひとりで漕ぐのも辛いのに、彼は2日連続で山坂だらけの100km以上も大逃げを打っているんです。勇猛果敢に自らの限界に挑みつづける「ジャジャ」、フランスの英雄と呼ぶにふさわしい真の自転車乗りです。
他の選手たちも彼には一目置いており、へとへとになって最後の上り坂を漕ぐ彼をあとから抜く選手たちが、「お疲れさま」と肩をポンと叩くのです。所属チームも国籍も全然違う選手たちにエスコートされてゴールした「ジャジャ」は、照れ笑いしているようでした。
[4]服部 明子さんからのコメント(2002年07月20日 06時13分40秒 ) パスワード
  

自転車というとオランダでしょうけど
フランスも確かに自転車の国というのを
昔の私の友人達(女の子達)とのお付き合いから思い出しました。
[5]ころんさんからのコメント(2002年07月20日 09時27分07秒 ) パスワード
  

>今日も「ジャジャ」ジャラベールが大逃げを打ちましたが、またしても終盤になって後続集団に抜かれちゃいました。そしてUSポスタルチームがまた完璧なチームワークでアームストロングを導き、最後にアームストロングが例年通り「どっか〜ん!」と上り坂なのにロケットダッシュして2ステージ連続勝利。

をを〜〜〜〜!見たかったですぅ。
一応人に頼んで、ビデオに撮ってもらっているんですが、
これ、見ようと思うと相当な時間がいるし・・・(笑)
いや、その前にビデオデッキの修理せねば。。。(涙)
一応いろんなサイトで経過は追ってるんですが、
やっぱ生で見てみたいなぁ。。。。

あ、生で・・・で思いましたが、どこぞで少年が事故に巻き込まれたそうで。
お気の毒でした。
テレビの中継車やチームの車や観客や・・・って、
車も人もごったかえしなんで、
ほんと、十分すぎるくらいの注意がいると思います。が、
きっとその場に居ると興奮しちゃって、それどころじゃなかったりするんでしょうね。。。
[6]nyaoさんからのコメント(2002年07月21日 02時54分03秒 ) パスワード
  

>少年が事故に巻き込まれ
興奮どころか、沿道にはキャラバン隊のばら撒くグッズや選手たちが投下したボトルなどが転がって、老若男女入り乱れて争奪戦が繰り広げられています。お目当ての選手のボトルやらが転がってきたら、それこそ一目散に駆け出したくなるわけで、警備に力を入れていても彼らの熱狂を抑えるのは難しいでしょうね。

ところでツール公式サイトを見て苦笑したことがひとつ。スプリントポイント賞の総合順位を見ると、普通は自然数でカウントされるはずが、マイナス付きの選手が3名います。(笑)
ビンヘン・フェルナンデス(コフィディス/スペイン)
ワルター・ベネトー(ボンジュール/フランス)
ロベルト・ライセカ(エウスカルテル/スペイン)
よく調べると5つも峠を越えた第12ステージまでに、妙なことばかりしてペナルティーを科せられた模様。第12ステージ時点ではスプリントポイントのマイナス付きが5人もいたんですね〜!うち2人は第13ステージで上位に食い込みマイナスを解消したのですが、いったい何をやっていたのやら…(苦笑)

第13ステージ終了時点で、残っている選手164名。ここまでで既に25人が戦線離脱を余儀なくされています。しかも山岳ステージはまだまだあります。「死の山」モンバントゥ、最高峰2645mのガリビエ峠、険峻なマドレーヌ峠…。笑顔でシャンゼリゼ大通りに凱旋するのは何人?
[7]nyaoさんからのコメント(2002年07月21日 03時48分37秒 ) パスワード
  

選手たちの華やかな集団の陰で、チームスタッフたちは何をやっているのだろうか?その疑問に対して明快な回答をしているのが、以前にも紹介した永井孝樹(ながい・こうき)さんのサイトです。
http://homepage1.nifty.com/koki2000/

永井さんは現在イタリアの名門チーム、ファッサボルトロの整備スタッフを務めています。昨年のツールは日本に一時帰国して、同チームのマッサージ師を務める中野さんとともに生中継の解説をやっていましたが、今年はツール行きを命じられ他のメンバーとともに各地を転戦中。多忙な日々の合間を縫って、「裏方から見たツール」のレポートを連載中です。
視点は当然ながらファッサボルトロ中心ですが、プロチームのスタッフたちの奮戦記はなかなか表に出てこないので一見の価値あり。中には生中継の解説を覆すような記事もあり、読みごたえがあります。
[8]服部 明子さんからのコメント(2002年07月21日 04時03分23秒 ) パスワード
  

選手はホテルに戻るのにヘリコプターなんですか。
100キロもあって車では疲れてしまいますものね。

ロビン・ウイリアムスって「グッドモーニング・ビエトナム?アメリカ?」に出てた
喜劇俳優ですね。
名前は時々聞くけど記憶になかったです。


暑さでアスファルトが溶けてコールタールが小石を拾い
それがパンクを招いたり選手の顔面を襲うなんて恐ろしいですね。
[9]nyaoさんからのコメント(2002年07月22日 00時48分15秒 ) パスワード
  

今日は今日で劇的な展開。薬物問題その他で一時競技から去っていた「山岳王」リシャール・ヴィランク(ドモファームフリッツ/フランス)が、100km以上逃げた先行集団からさらに飛び出し、「死の山」モンバントゥを制して復活をアピール。ランス・アームストロングは上る途中でアシストがいなくなり、オンセチーム3人がかりの「ジェットストリームアタック」(笑)を受けるのか〜〜〜?と思いきや、そのアタックを逆用してカウンターアタック!例によって凄まじいロケットダッシュでヴィランクから2分20秒差の3位ゴールでした。

ところでCATVで見ているみなさん、「悪魔おじさん」チェックしてますか〜?
[10]ころんさんからのコメント(2002年07月22日 16時14分06秒 ) パスワード
  

永井孝樹さんのサイト、面白いですねぇ。
紹介してくださってありがとうございます>nyaoさん

あ〜、早くビデオデッキを修理に出さねば!(笑)

で、しょうがないからあっちやらこっちやらのサイトをチェックしてて、
そこで集めた画像が結構たまってて、
個人の楽しみ用にそれで壁紙でも作っちゃおっかな?と思っている
今日この頃。。。
・・・だってまだ稲本くんの壁紙のまんまなんだもん(笑)。
[11]nyaoさんからのコメント(2002年07月22日 20時30分34秒 ) パスワード
  

今日のツールは休養日ということで中継もお休み。しかし私の書き込みは続行(笑)

今回取り上げる話題は自転車の変速装置。自転車の各部品の中でも、ここ20年でもっとも先鋭的に進化した部分です。10年ほど前までは、変速レバーがフレームの下側(ダウンチューブ)に付いていて、しかも目分量でというか勘でレバー操作していました。スポーツ用自転車の変速装置はほとんどがディレイラー、つまり一種の脱線機を使ってチェーンを並行移動させる仕組みですから、なかなか正確なシフトチェンジができなかったんです。
これを一変させた2つの技術はいずれもシマノが特許を得ています。
<シフトインデックス>
勘で操作するのではなく、レバー操作を一定量ごとで区切ることで、正確なシフトチェンジを行う仕掛け。この装置がなければマウンテンバイクは実用化されなかったでしょうし、ギアの段数増加も不可能だったに違いありません。
<STIレバー/ラピッドファイアー>
前者はロードバイク用のシフト/ブレーキ一体型レバー、後者はマウンテンバイク用シフトレバーですが、両者に共通するのは「ハンドルを握ったまま操作できる」ということ。
STIレバーの仕掛けは、まっすぐ引くとブレーキが掛かり、横に動かすとシフトアップ/ダウンするというもの。シフトインデックスとの組み合わせにより、これまでになく迅速・正確・確実なシフトチェンジが可能となり、また段数増加にもスムーズに対応できるようになっています。ただしノーマルでは段数表示があまり分かりにくいので、その点に関しては慣れが必要です。シマノに追随する形でカンパニョーロ(伊)も類似の「エルゴパワーシフト」を開発しており、本格派ロードバイクの駆動系統は2社の寡占状態になっています。
ラピッドファイアーはブレーキレバーとは別個の、2本一組のシフトレバーです。ハンドルに手を添えると、自然と右手の人差し指がアップ側、親指がダウン側のレバーに触れるように設計されており、これまた迅速・正確・確実なシフトチェンジを実現しています。(左手は親指がアップ側で人差し指がダウン側)しかも当初から段数表示を分かりやすくする設計が施され、初心者でも簡単に操作できるようになっています。マウンテンバイク用としては他にも、スラム(米)がグリップの一部を回転させる「グリップシフト」を開発しています。この2種類の優劣は付けがたく、好みに応じて選ぶことになります。

さて段数増加に対応できると言っても、それはあくまで機械のお話。肝心の人間が段数増加についていけず、「今どの段に入っているんだっけ?」と考えるようでは宝の持ち腐れ。そこで最近では速度計(サイクルコンピューター)からシフトレバーへセンサーを伸ばし現在の段数をより明確な形で表示させるシステム、さらにもう一歩進んでオートマチックシステムまでもが開発されています。そのうちディスクブレーキ普及とともにABSまで登場したりして(笑)
[12]服部 明子さんからのコメント(2002年07月22日 22時27分59秒 ) パスワード
  

>これを一変させた2つの技術はいずれもシマノが特許を得ています。

マウンテンバイクでは日本は後れをとってると思ってましたけど
自慢してもいいのですね。


>そのうちディスクブレーキ普及とともにABSまで登場したりして(笑)

そういう時代が来るのかもですね。
自動車に限りなく近い自転車。
う〜ん、私には夢のよう。
[13]nyaoさんからのコメント(2002年07月24日 00時22分44秒 ) パスワード
  

今日は今ツール最長の226kmという、距離だけでも凶悪な長さの灼熱コース。スタート地点(標高240m)からじわじわ上ってプレモル峠(標高963m)、ちょっと下って中間地点がグリモンヌ峠(標高1318m)、またちょっと下ってオルノン峠(標高1371m)、そして最後はドゥザルプ(標高1644m)を上りきってゴール。はっきり言って私でも完走できないですね。
そんな劣悪極まりないコースでは連日逃げっぱなしで疲れた「ジャジャ」ジャラベールは逃げ切れないし、昨日モンバントゥで全力を出しきったリシャール・ヴィランクも疲労が取れない。アームストロングは無理しないだろうし…、それじゃ誰が暴れるのか?
最初から大逃げを打った勇者たちのなかで、ドゥザルプの中腹まで逃げ切ったのは3人。2年前の山岳賞サンチャゴ・ボテロ(ケルメ/コロンビア)、二世レーサーのひとりアクセル・メルクス(ドモファームフリッツ/ベルギー)、そしてマリオ・アールツ(ロット/ベルギー)。200km以上も逃げて、さらにブーストアップして頂上ゴールを目指す3人。
伝説の英雄エディ・メルクスの子としての意地か、アクセルがアクセル開けた!…と思ったら、山も速ければスプリントも得意なボテロが、アームストロングのお株を奪う「どっか〜ん!」ロケットダッシュをお見舞いして勝負あり。総合でもボテロは順位を上げてトップ10にランクイン、まさに今日はボテロの日でした。

しかし明日のコースはさらに輪をかけて凶悪です。スタート地点からして標高1055m(ドゥザルプのふもと)、そしてスタートしたらいきなり標高2645mのガリビエ峠!標高400mくらいまで下ったかと思ったら、次は名前こそ甘いけど実は厳しいマドレーヌ峠(標高2000m)、そしてとどめがラ・プラーニュ(標高1880m)。
私の予想としては、「ジャジャ」ジャラベールが山岳賞狙いで大逃げを打つも、マドレーヌ峠で定期トレーニングをやっているアームストロングがそこでタイム差を縮め、最後の上りで毎度おなじみのロケットダッシュを決めて後続の追撃を断つ…というところ。
[14]服部 明子さんからのコメント(2002年07月24日 00時29分52秒 ) パスワード
  

凄い標高ですね。
車なら平気でも自転車なんてね。

今年のアームストロングどうでしょうね。
[15]nyaoさんからのコメント(2002年07月24日 21時40分37秒 ) パスワード
  

アームストロングは相変わらず好調を維持しています。レースは現在進行中で、ガリビエ峠は「ジャジャ」ジャラベールが先行集団に予想通り入っていたのですが、1位で峠を通過したのは昨日のステージ勝者ボテロ。おいおい昨日あれだけ走ってまだ元気あるんかい?
その後は下り坂で審判&中継オートバイが選手の邪魔になり、そのためか何人かの選手が新たに逃げることに。多分時速120km以上でぶっ飛んでいたことでしょう。特にふもとに一番にたどりついたスチュアート・オグレディ(クレディアグリコール/オーストラリア)は、時速130kmくらい出ていたのではないでしょうか?
さてさてCATV生中継では、なんと日本人2人目のジロ・デ・イタリア完走を果たした野寺秀徳選手(コルパック)が電話で登場。ジロの疲れも取れたようですが、8月末のシマノ鈴鹿ロードへの出場のため一時帰国するとか。解説陣は「(ヨーロッパ各地でレース経験を積み上げられる)この時期に酷使されるのは可哀想だ」と口をそろえて文句言ってます。う〜む。
[16]服部 明子さんからのコメント(2002年07月24日 23時01分18秒 ) パスワード
  

凄いですね。
時速120キロとか130キロとかなんて。

私の友人は学生時代自転車で車を追い抜いて白バイに捕まったと言ってました。
なるほど、です。
[17]nyaoさんからのコメント(2002年07月25日 01時22分45秒 ) パスワード
  

マイケル・ボーヘルト(ラボバンク/オランダ)の果敢なアタックは計算外でしたが、それ以外の予想は「ジャジャ」ジャラベールの山岳ポイント狙いも、アームストロングの「問答無用」ロケットダッシュも的中。
結局ボーヘルトの今日の大逃げはトータル148kmで、そのうち100km近くを単独で突っ走ったのですから、このステージは「ボーヘルトの日」ですね。

ところで今日は有力どころがリタイアしています。なかでもショックだったのは、何度か紹介した「ラ・マンチャの子供」オスカル・セビリャ(ケルメ/スペイン)。腹痛に耐えきれず、ガリビエ峠を越えたところで白旗上がっちゃいました。ケルメチームでは山岳ステージが始まって少しずつリタイアが出ており、財政難を吹き飛ばすにはもはやサンチャゴ・ボテロに頑張ってもらう以外ありません。他にも数日前頑張っていたローラン・デュフォー(アレッシオ/スイス)がリタイアするなど、大変な状況になっています。
昨日は昨日で幾多の落車にもめげず頑張っていたクリストフ・モロー(クレディアグリコル/フランス)が、とうとう耐えきれず涙の途中棄権でしたし、明日の山岳ステージも結構しんどいようですから、あと何人かリタイアが出ることは避けられません。今日のスタート時点で残っていた選手は162名でしたが、ひょっとして明日は140人くらいに減っているとか…?
[18]服部 明子さんからのコメント(2002年07月25日 03時57分14秒 ) パスワード
  

はぁ〜
体調壊しては仕方無いですね。
何にでも言える事ですが。
[19]nyaoさんからのコメント(2002年07月26日 01時14分25秒 ) パスワード
  

昨年ジロ・デ・イタリアでドーピング検査に引っかかり、そのままファッサボルトロを解雇されてしまったダリオ・フリーゴ。彼は今年タッコーニにエース格で迎えられましたが、今年ジロではイマイチ。しかし今日ようやくステージ優勝しました。それもレース行程の大半をマリオ・アールツ(ロット/ベルギー)、ジュセッペ・グエリーニ(ドイツテレコム/イタリア)とトリオを組んで100km逃げ切り、最後の200mでフェンス際のわずかな隙間を突いて勝利をもぎ取りました。

さて第17ステージ終了時点の各チーム状況です。
<USポスタル>郵政サービス公社
ランス4連覇は確実になったし、9人とも絶好調。以上。
<ドイツテレコム>電話会社
こちらも9人全員残ってます。エリック・ザベルのマイヨヴェール(スプリント賞)防衛戦はいよいよ佳境へ。ツール未参加のウルリッヒ君は諸々の事件で6ヶ月出場停止処分!?
<オンセ・エロスキ>宝くじ会社とスーパーマーケットチェーン
第10ステージでアルバロ・ゴンザレス・デ・ガルデアノがリタイアした以外、残る8人はレース続行中。しかし数々の奇策もランスには通用せず、ストレス鬱積(笑)
<ケルメ・コスタブランカ>スポーツウェアメーカーと旅行代理店
ただでさえ財政難なのに、得意なはずの山岳ステージでセビリャをはじめ4人がリタイア!残る5人でシャンゼリゼを目指します。唯一の救いはボテロの表彰台の可能性が見えてきたこと。
<コフィディス>クレジット会社
ちゃんと9人とも元気です。デヴィッド・ミラーがステージ1勝したので、ひとまず安泰?
<CSC・ティスカリ>IT企業2社
第11ステージでサンドストが棄権したものの、8人残ってます。「ジャジャ」ジャラベールの山岳賞タイトルはほぼ確実になりました。
<クレディアグリコール>農協
達人クリストフ・モローが涙のリタイア、ジョナサン・ヴォータースは毎年のようにリタイア。残り7人となったチームの希望は、スチュアート・オグレディにわずかながら残されたマイヨヴェールのチャンスのみ。
<ドモ・ファームフリッツ>カーペット会社とフライドポテトメーカー
ヴィランクが勝ったりメルクスJrが暴れたと言っても、陰では昨日ブリューランツとロドリゲスの2名が時間切れでおしまい。まぁ勝ち星あるだけよいか。
<ラフランセーズデジュ>宝くじ会社
今年は期待できるかと思いきや、「逃げの名手」デュランが失格、カスペとゲドンが立て続けにリタイア。このまま勝ち星なしで終わるのは可哀想だ。
<ラボバンク>銀行
9人とも残ってます。マイケル・ボーヘルトの1勝で面子は立ちましたが、昨年まで元気だったエリック・デッカーはなぜか不調です。
<ボンジュール>新聞
ディディエ・ルー、フランソワ・シモンという2名のベテランが戦線離脱。残る7人はイマイチ…?
<マペイ・クイックステップ>建材メーカーと舗装材メーカー
ステールス、フレイレという達人2名が山岳を前にリタイア!さらにドワールもリタイアしてますが、MTBの達人ミゲル・マルティネスが連日目立っております。
<iバネスト>
9人全員残っていますが、イマイチ調子が上がりません。以上。
<ロット・アデコ>宝くじ会社と人材派遣会社
前半でヴェルブルッヘ、フェルホーテンの2名がリタイアしたものの、マキュアンが現在マイヨヴェール着用中。アールツの山岳賞争いもあり、なかなかの好成績です。
<ランプレ・ダイキン>鉄板メーカーと空調メーカー
中堅のピノッティが早々に故障。今回唯一のブラジル人パリアリーニも山岳突入直後に戦線離脱。しかしリトアニアの星ルムサスが現在総合3位です!
<エウスカルテル・エウスカディ>バスクの電話会社&自治体
ダビド・エチャバリアとロベルト・ライセカが暴れてくれるのかな〜、と期待したけど全然良くない。逆に地元ピレネーの第12ステージでゴルカ・ゴンザレス、サミュエル・サンチェスの2名がリタイアして、残る7人は身の細る思い。
<タッコーニスポルト>衣料品メーカー
山岳でハウプトマン、ボッソーニ、ルッテンベルガー、ドナーティの4名が相次ぎリタイア!しかしフリーゴの1勝で、残り5人となったチームも盛りあがるはず。
<AG2R>保険会社
エストニアの星キルシプー、さらに地元のオリオールが山岳で戦線離脱。自分のチームに保険をかけるべきだったか…。
<アレッシオ>自動車用ホイールメーカー
はっきり言ってボロボロ。シェーファー、イワノフ、カサグランダ、デュフォーの4名がリタイアして、残るは5人。残る面子で頼みの綱が「スタミナだけの男」(爆)ゴッティじゃ…。
<ジャンドゥラトゥール>宝飾メーカー
9人とも健在です。その代わりと言って良いのか、あまり目立ちません。
[20]服部 明子さんからのコメント(2002年07月26日 05時20分54秒 ) パスワード
  

長丁場のレースなので全員残れるというのも運・不運。
どんどん脱落して行くのですねえ。

こういう長いレースはアメリカじゃスポンサーつかないようですね。
アメリカ人は点がボンボン入るようなのが好きですからね。
[21]nyaoさんからのコメント(2002年07月26日 21時39分04秒 ) パスワード
  

全員残っていたチームのうち、コフィディスのダニエル・アティエンツァが昨日最終的にリタイアしていました。よって全員残っているチームはUSポスタル、ドイツテレコム、ラボバンク、iバネスト、ジャンドゥラトゥールの5チームのみ。逆にケルメ、タッコーニ、アレッシオの3チームは5人しか残っていません。
ただし過去のグランツールにはもっとひどい事例があり、ボンジュールは昨年のジロ・デ・イタリアに9人で乗りこんだものの故障続出、追い討ちをかけるようにチームの自転車をことごとく盗まれ、最終日たった1人だけがオフィシャルからの借り物自転車に乗っていたとか。

昨日「なぜかエリック・デッカー不調」と書いたら、今日はその当人が逃げ集団に入っているようです。デッカー勝ってくれ〜!
[22]服部 明子さんからのコメント(2002年07月26日 22時26分36秒 ) パスワード
  

>チームの自転車をことごとく盗まれ、
>最終日たった1人だけがオフィシャルからの借り物自転車に乗っていたとか。


こんな事件もアリなのですか。
面白いレースですね。
[23]nyaoさんからのコメント(2002年07月28日 20時51分50秒 ) パスワード
  

昨日の個人タイムトライアルでは、やっぱりアームストロングが異次元の強さを見せつけてくれました。総合2位ベロキを猛追撃していたライモンダス・ルムサス(ランプレ/リトアニア)は、肝心な局面でハンドルバーが歪むというトラブルに見舞われ、アームストロングから53秒差の2位。総合ではベロキからちょうど1分遅れの3位が確定し、嬉しさと悔しさが混じったままシャンゼリゼ大通りへと向かうことになります。もっとも故国リトアニアでは「超一流の自転車乗り」として、彼の活躍を国民全員が祝福していることでしょう。

さてさて上位陣の話はこれくらいにして、今回は最下位のお話。初期の鉄道では前後にランタンを点して夜間走っていましたが、このうち後ろのランタンは赤く塗られて、フランスでは「ランタン・ルージュ」と呼んでいました。転じてツール・ド・フランスの最後尾…つまり最下位の選手のことを、「ランタン・ルージュ」と呼ぶのです。
今年のランタン・ルージュはほぼ確定しています。イゴル・フロレス(エウスカルテル/スペイン)がその人で、今回は初日プロローグ最下位で、以後ずっと下位にいました。ピレネーでダビド・エチャバリアやロベルト・ライセカが暴れてくれることを信じて、彼らのアシストに専念していたはずなのですが、その2枚看板は全然パッとせず、せいぜいイバン・マヨが名を上げた程度でチーム成績は不振。そんななかで一時順位を上げていたフロレスも疲労がたまったのかグルペット(後方集団)の最終便でゴールするのが常となり、時間切れから何度も逃れてようやく今日の最終ステージを迎えるのです。トップとのタイム差は3時間35分52秒、すぐ上の152位アルヴィス・ピジクスとは55秒差…今日は平坦な土地だから逆転は難しいな…。

もっともアシスト陣が下位でツールを終えるのは自然な成り行きで、USポスタルで総合順位が最も低いベノワ・ヨアキムは総合タイム差が2時間19分29秒。彼のすぐ上は…おっと!前述のイバン・マヨだ(汗)他にも今年目立っていたはずの選手たちがなぜかこの近辺の順位に固まっています。
ジロに続いて大活躍のロビー・マキュアン(ロット/オーストラリア)と、息子が表彰台で待っている(本当に)エリック・ザベル(ドイツテレコム/ドイツ)の一騎討ちとなるマイヨベール争奪戦最終ステージ、最後に笑うのはどっち?
[24]服部 明子さんからのコメント(2002年07月28日 21時53分56秒 ) パスワード
  

苛酷な戦いですね。
長丁場だし。

ランタン・ルージュ
それでも頑張って走り抜くのですか。
自分との戦いですからね。
[25]nyaoさんからのコメント(2002年07月28日 22時13分04秒 ) パスワード
  

世の中には気の早いおっさんたちがぞろぞろいるらしく、オーストラリアのフィッシャー駐仏大使が、ロビー・マキュアンのマイヨベール獲得を信じて、とあるチームの車両で随伴しているとか。もし大使の思惑が当たったならば大使自身もそのまま表彰台に上るらしいのですが、皮算用するのはいささか早いっす!(笑)
[26]nyaoさんからのコメント(2002年07月28日 23時33分35秒 ) パスワード
  

体調不良がひとりふたりならば挽回も十分可能だと思いますが、もしチーム全員が体調不良に見舞われたら…?しかもそんな状況に追い込まれながら全員完走を果たしたとしたら…?まるで小説のような出来事がツールでこっそり進行していたのでした。

9人残った5チームで目立たなかったジャンドゥラトゥール、なんと全員が風邪に感染。困ったことにUCI(国際自転車競技連盟)の規則により、確実に効く薬はドーピング規定に引っかかるので使用不能!チーム丸ごとリタイアの可能性さえあったわけで、まさにチームは絶体絶命の苦境に…。しかしそこは地元フランスのチーム、気合いでどうにか治して全員パリへ凱旋です。
[27]服部 明子さんからのコメント(2002年07月28日 23時43分01秒 ) パスワード
  

ドラマがありますね!


オーストラリア大使!
いいですね。
こんな粋な外交官、日本も見習って!です。

フランス・チーム!
風邪にも負けず気合で治して続行ですか。
パリ凱旋!
堂々の凱旋ですね。

思わず涙です。
[28]nyaoさんからのコメント(2002年07月29日 01時10分59秒 ) パスワード
  

マキュアンが最後をトップゴールで締めくくり…緑髪の坊やは出番なし。ザベルの勝利を信じてプレゼント応募した私の夢も木っ端微塵。(哀)
とまぁ物欲はこの辺でひとまず措いて、今日の表彰式では感動のシーンが。ひととおり表彰を終わったあと、凱旋門をバックにした表彰台へと招かれた親子2組。
今季限りでの引退を表明し、最後になるであろうツールを山岳賞で締めくくった「ジャジャ」ジャラベール&3人の子供。そして総合4連覇のアームストロングが3人の子供と奥さん(双子はまだ乳幼児)が、改めて祝福を受けました。

結局189人中153人が完走を果たした今年のツール・ド・フランス。これでも今年は完走率が高い方で、例年ならば6割ちょっとしか完走できないのです。完走した選手たちはまさに自転車競技界のスーパースター、最下位だろうがテレビ画面に出まいが彼らは偉い。というわけで完走した選手のみなさま、惜しくも完走できず悔しい思いをした選手のみなさま、そしてスタッフのみなさま、

お疲れ様でした!
[29]服部 明子さんからのコメント(2002年07月29日 05時29分51秒 ) パスワード
  

午後1時のニュースでランス・アームストロングの優勝が放送されました。
30分ほど前です。
夫は「なんでアメリカの郵便局なんだ?」なんて変な声を挙げてました。

アメリカ人にはこういう長い長いレースというのは無理でしょうね。
得点がバタバタ入って数時間後には勝負ついてるというのがいいのじゃないのかな?
そこがヨーロッパとはちょっと違うかも。
[30]服部 明子さんからのコメント(2002年07月29日 08時35分11秒 ) パスワード
  

こんなニュースがありました:

7月29日 00:34
アームストロングが4連覇=ツール・ド・フランス(時事通信社)


自転車ロードレースのツール・ド・フランスは28日、メルンから当地のシャンゼリゼ通りまでの最終ステージ(144キロ)が行われ、ランス・アームストロング(米国)が史上4人目の総合4連覇を果たした。4度の優勝は5度のミゲール・インデュライン(スペイン)、ベルナール・イノー(フランス)らに次ぎ史上5人目。 
アームストロングは第19ステージのタイムトライアルを制し、2位に7分以上の差をつけ、総合優勝を確実にしていた。
[31]ころんさんからのコメント(2002年07月29日 09時50分13秒 ) パスワード
  

あ〜・・・結局一度もリアルタイムで見れませんでした。今回のツールドフランス。
それでもオフィシャルサイトの方で用意されているビデオを
一生懸命見て結果を追っておりました。
やっぱランスは突き抜けてますね。ん〜〜よかったよかった(笑)。
でももうすぐ修理に出してたビデオが帰ってくる予定なんで、
私のツールドフランスはこれから始まる予定です(笑)。
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