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今朝聞いたお話。
同僚の夫がＱＦ航空で働いています。
昨日彼が彼女に言ったことによると
「ＱＦ航空は３万９０００ドルの罰金事件を起こした」と。
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つまりオーストラリアという国は大変厳しくて
やたらと規制のある国で
労働組合もしっかりしているので
罰金だの罰も凄いのです。
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例えば乗客の荷物でも
１つ３５キロを超えた荷物は誰も触りもしないのだそうです。
３５キロを超えた荷物は労働基準法違反ということのようですよ。
だからロスからうっかり３５キロを超えた荷物を飛行機に乗せてオーストラリア行きに積むと、オーストラリアでその荷物は放置されたままになるのだそうです。
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で、上記の３万９０００ドルのお話はビザの件です。
現在はビザ・ウエーバーと言って
いくつかの国の間ではある条件の下にビザ無しで訪問が出来ます。
でもオーストラリアはビザが非常に厳しく必要とされています。
ある特定の国からオーストラリアに行く場合
搭乗手続きの際に
簡易ビザを取得出来ます。
でもやっぱりどういう訳か搭乗手続き係りはこの手続きをうっかり忘れ罰金が来ます。
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３万９０００ドルというのは１３人分だということがスグに分かります。
何故１３人分ものビザをチョンボしたかと書きますと
この１３人はオーストラリア経由でニュージーランドに行く予定だったのだそうです。
ニュージーランドへはアメリカ人はビザが要りません。
ニュージーランド人もアメリカに来るのにビザが要りません。
普通、第３国に行く場合
トランジットする時７２時間以内ならビザが必要とされない
ＴＷＯＶという制度を利用することが出来ます。
ところがオーストラリア経由でニュージーランドへ行く場合
飛行機の待ち時間が９時間を超える場合は
オーストラリアへのビザが必要となるのだそうです。
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この制限をＱＦのエージェントは誰も知らず
ＴＷＯＶだからいいんじゃない？！
ということで乗せてしまったのです。
ＱＦはオーストラリアのナショナル・フラッグ・キャリアーだから
（日本でしたら日本航空が該当）
ロスのやったドジは大目に見て貰えるのかと思ったのですが
そういう訳にはいかないようで
「いいんじゃない？！」
と言ったエージェントとそれを真に受けたエージェント達は
たぁ〜いへん！
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さてワタクシのお話ですが
アメリカもビザの所持が厳しく問われる国で
ＴＷＯＶは２月５日から２２ヵ国の国民に対して一切許されなくなります。
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ＴＷＯＶ客は速やかにアメリカを出国しなければならないのですが
７２時間以内に＜連れて来た航空会社＞は証拠を提出しなければなりません。
でないと罰金がかかります。
３０００ドルなのですが
５００ドルに負けてくれます。
理由はしょっちゅうポカがあるので
３０００ドルそのたびに請求していては航空会社が破産してしまうから。
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つまり
例えば
エルサルバドルから全日空で成田へ行くジャパ行きさんを
タカというエルサルバドルの航空会社がロスに連れて来ます。
タカはこの乗客が全日空でちゃんとロスから出て行ってくれないことには
罰金が３０００ドル来てしまいます。
それで乗せた・乗せないでモメないようにタカは全日空からサインを貰います。
そうしますとタカは罰金が来ても全日空に払わせることが出来ます。
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当然
全日空は全日空で
この客がちゃんとロスから出て行ったことを
何重にも確認する制度を取っています。。。。が。。。
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ところが問題は。。。
実にいろいろな方法で罰金が来てしまうのですよ。
１）７２時間以内に証拠を提出しない
２）証拠の提出の仕方が悪い
３）証拠の記入が間違っている
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以上の（１）から（３）の誤りをすぐに目醒とく見つけてしまうのがワタクシであります。
人のやった間違いってワタクシの場合はすぐに指摘してしまい嫌われています。
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我が社の場合はエージェントを管理するマネージャーと
会社側のエライ人が最終チェックをして証拠を提出することになっていますが
この間違いをすぐに見つけてしまう悪い癖がワタクシには備わっているので
どうしたら良いのでしょうね？
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黙っていればワタクシも嫌われずに済むのですがねぇ。。。
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こういうところが日本人なのかな？と思うのです。
黙っていればワタクシは嫌われずに済む。
しかし
会社には罰金がかかって来る。
会社と自分の利害は一致すると思うのが日本人。
他の国の人って会社に罰金が掛かって来ようが自分には関係無い。
でもこういう態度って日本人は取れないのでは？
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今朝のブリーフィングで「朝のシフトは明子が」。。。
という発表があって
（それはおかしいんじゃないの？！）
と思ったのです。
マネージャーや会社のエライ人がオーケーしたものを私が差し戻すって。
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今朝のエライ人は
「マネージャーとワシ達がサインするんだから」
と言ってくれました。
（しっかり見てからサインしろよな）という意味ですから
ソーだ！ソーだ！
盲サインなんてして欲しくないですよ。
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それで今は「会社の教育係がしっかり新人を教育しろ」と言ってやろうか
と計画しているのです。
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どういう経緯か知りませんが
留学生が実地訓練を受けられる制度のせいか
我が社でも留学生が沢山働いています。
年齢的に若いし
働くという倫理観も出来ていません。
我が社はヨーロッパの某国の学生を１０人ほど引き受けていますが
この子達は２１才の兄ちゃんよりちょっとお脳の程度がまとも？で
ちゃらんぽらんの癖して自分の失敗が指摘されると弁解が凄いのです。
それが某国のアクセントが強いというかヨーロッパ系なのでアクセントが単調というか
何を言ってるのか良く分からないのですよ。
これで私はひるんでしまうのですよ。
つまり相手が何を言ってるか一瞬理解しようとしてしまいますから
こーゆーのが「いけない」のだと思います。
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今日の結論：
遊びに来てる学生達に失敗を指摘するのではなく
サインをしたマネージャーやエライ人に間違いを指摘する方が
私には楽だって事ですね。
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