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 投稿番号:100410 投稿日:2002年11月22日 14時57分49秒  パスワード
 お名前:そりちゃん
建礼門院右京大夫集

コメントの種類 :書籍・文献  パスワード

新潮日本古典集成
「建礼門院右京大夫集」
著 糸賀きみ江・校注

とても丁寧に訳と詳細の説明があり、
古文の苦手な私にもたいへんわかりやすい
一冊でした。

右京大夫の「歌集」なのかと思い、いままで
読むこともなかったのですが、図書館で偶然手にとり、
借りてきたところ、右京大夫の平資盛への深い情愛が
ひしひしと伝わり、また「平家物語」にはない
平家公達の人間味溢れる様が、尚いっそう
右京大夫の「悲しみ」を心に刻みました。

服部さんはもう読まれていることと思いますが、
このたび、読んでみて涙でした。

[1]服部 明子さんからのコメント(2002年11月22日 16時50分11秒 ) パスワード
  

はい、私も涙した1人です。

資盛の少年時代は殿下乗り合い事件でどうしようもない腕白の印象ですが
一流の女性に愛された青年時代があったというのがこれで分かりますよね。

これほどの女性がこんなに愛したのだからと資盛への印象が変わります。
[2]そりちゃんさんからのコメント(2002年11月22日 20時29分15秒 ) パスワード
  

本当にそうですね。

右京大夫の資盛への想いがとても溢れていて、
その悲しみが胸に染み入るようです。

この本を読んで、いままでは「物語の中の人達」のように
感じていた平家の人々が、「生きていた」という実感を
(いまさらですが)得る事ができました。

ただ、右京大夫と資盛が都落ちのあと
文のやりとりをしていることが、ちょっと驚きでした。
京と九州の間で、連絡を取り合えたのですね。

彼女がこの草子を残してくれたことに、
いろいろな意味で感謝したいと思います。
[3]川口 信さんからのコメント(2002年11月22日 21時19分14秒 ) パスワード
  

そりちゃん いい話をコメントして下さいまして心温まります。
 
 >右京大夫の資盛への想いがとても溢れていて、
  その悲しみが胸に染み入るようです

 そりちゃんが女性として成長した証だと思われます。旦那様を大切にしてあげていらっしゃると思いますがもっともっと大切にしてあげて下さい。
 ホームページの方もご発展で時々拝見させて頂いております。色々と頑張っている様子が良く分かります。

 「建礼門院右京大夫集」の本物がURLがアップされておりますが、達筆で女性らしく教養の深さを感じとれます。

 九州大学付属図書館のURLの中にあります。同URLには源氏物語歌絵もアップされております。下記の通りです。

 http://herakles.lib.kyushu-u.ac.jp/index.htm (九州大学付属・・・)
 http://herakles.lib.kyushu-u.ac.jp/kenrei/kenrei.htm (建礼門院・・・)
 http://herakles.lib.kyushu-u.ac.jp/nara/genji/txt/f001.htm (源氏・・・)
[4]そりちゃんさんからのコメント(2002年11月23日 10時50分07秒 ) パスワード
  

川口さん、URLのご紹介ありがとうございます。

見て参りましたが、本当に達筆で、当時の女性の教養の高さを
感じました。
ですが、表紙のタイトル部分の紙が剥がされているのですね。
もともとは、何か、タイトルがあったのかもしれませんね。

>そりちゃんが女性として成長した証だと思われます。
ありがとうございます、誉めすぎです(照)。
[5]川口 信さんからのコメント(2002年11月24日 09時18分17秒 ) パスワード
  

 >表紙のタイトルの部分が剥がされて・・・
 さすが女性ですね。全然気が付きませんでした。

建礼門院右京大夫について調べてみました。
 書が達筆なのは父譲りか、幼少の頃から教育されたのかもしれませんね。

1152、53年(仁平2、3)頃から55年(久寿2)頃の出生と推定される。能書家の藤原伊行(これゆき)の娘、名は伊子。承安三年(1173)から建礼門院に仕え、平資盛と恋仲になる。右京太夫の女房名は彼女が歌人として著名な藤原俊成の養女として宮仕えをはじめた頃、俊成が右京太夫であったことからつけられたのではないかという。
 母は箏(こと)の名手夕霧(大神(おおみわ)氏)。治承二年(1178)11月以前には宮廷を辞したが、やがて平氏滅亡、資盛の死の報に接する。また建久五〜八年(1194‐97)の間、後鳥羽天皇に仕えた。
嘉禎元年(1235)頃までの生存が確認されるが没年は不明。晩年に『建礼門院右京大夫集』を編んだ。

[6]そりちゃんさんからのコメント(2002年11月24日 16時39分01秒 ) パスワード
  

川口さん、右京大夫についての情報ありがとうございます。

教養高い家柄であったのですね。
彼女がただ泣き暮らすだけではなく、
こうして在りし日の資盛や一門の公達のことを
綴ってくれたお陰で、後世の私達には
一千年ののちでもどんなに「悲劇であったかが伝わります。
それは、これからも続くのでしょうね。
[7]井ノ口さんからのコメント(2004年07月03日 10時40分03秒 ) パスワード
  

伊子はなんと読むのでしょうか
[8]朝米なみさんからのコメント(2004年07月04日 21時51分14秒 )
  

本人によりコメントは削除されました。 2004年07月04日 21時53分47秒
[9]朝米都波さんからのコメント(2004年07月04日 21時52分17秒 )
  

本人によりコメントは削除されました。 2004年07月04日 21時53分04秒
[10]麻顧芽渡波さんからのコメント(2004年07月05日 10時12分29秒 ) パスワード
  

「よしこ」だと思います。音読みでは、「いし」です。
ちなみに、松殿基房の娘は、伊子(よしこ)です。
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