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 投稿番号:100239 投稿日:2002年03月05日 23時37分04秒  パスワード
 お名前:ロウロウ
玉虫
キーワード:那須与一 平家物語 玉虫
コメントの種類 :人物  パスワード

初めまして。
平家物語の那須与一のシーンは授業で習ったはずなのですが、
バレエ版の平家物語をテレビで観た時、玉虫という名の女性が
那須与一の周りを挑発的にくるくるまわっていたのです。
インターネットで調べると、多分的をもっていた人だということが
何となくわかってきました。
玉虫という名前、すごく素敵です。
ここで尋ねて良いのでしょうか。
その人に関する事を教えてください。宜しくお願いします。

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[1]服部 明子さんからのコメント(2002年03月05日 23時42分42秒 ) パスワード
  

数年前のNHKの「弁慶」では荻野目慶子が演じてました。
弁慶の恋人です。

実際に源平の絵に「たまむし」という名前が女性の所に書かれていました。

実在の人物のようですね。
[2]源三さんからのコメント(2002年03月06日 00時35分57秒 ) パスワード
  

大阪市の住吉区か東住吉区の帝塚山付近に
玉虫、松虫の地名とお墓があります。
確か、彼女たちは、もと皇室の女官で、禁を破り
現世救済を掲げた法然和尚様の浄土宗の教え共感し法然和尚様の元に
行って勝手に出家して、それがもとで法然和尚様が佐渡に遠島になった
とか「知ってるつもり・法然」でやってました。その女官のふたりは天皇
の御気に入りだったことで帝がたいそう御立腹になったそうです。
その帝の元に帰るくらいならということで、法然和尚の元を離れようとは決して
しなかった。和尚様が流される前後に、二人は若くして自害して果てたそうです。
とても悲しい話です。彼女達は南無阿弥陀仏を唱えれば誰もが救われるという
(犯罪人も、罪深い人ほど→熊谷直実は後年京都の法然の門を叩き門徒になった
話も出てきました。ましてや女人は罪深いけがれた存在とみなされたいた当時は
法然の教えは女の人にとって物凄く己の気持ちが救われたことでしょう。ましてや
女人の如しも救われん、とうたう法然和尚の浄土宗の教えは。それまでの宗教は
貴族や上流階級だけが救われるという教えしか語ってこなかったけど、法然は
熱心に南無阿弥陀仏のお題目を唱えればどんな人でも救われるという画期的な教え
を説いていました。法然は多くの下級貴族貴族や中には上級貴族も仲間に加わり
教えを請う形でサロンを形成しましたが、それ以外の多くの貴族や既存の宗教家や比叡山など寺院の多くを敵に回す形になり流されたけど、結果的に貴族の中にも熱狂的
な法然信者がいて数年で都に送還された。やはり貴族の中にも既存の宗教に対する
少なからず不満や物足りなさがあったことは事実でしょう。あの平安末期は保元、平治の乱や源平の戦いで都は戦火で荒れ果て、現世救済を説く新しい宗教の出現を待ち望む空気は上の身分も下の身分の人もなく共通の願いと法然の説く現世救済の浄土宗
がマッチしたんでしょうね。法然和尚の出現は時代の要請と共に日本は新たな宗教創立
ラッシュの時代に、保元平治の乱、源平以後鎌倉時代になりその動きは益々加速していきます。

ちなみに僕の家は浄土宗で法然の自叙伝を読まされたもので興味がありますね。
思い出させていただきありがとうございました。では。
確か厳島神社は法然の一族でその後、大友氏の一族の立石氏が養子に入って
現在に至ってるそうです。今は厳島神社関係は大友一族で埋め尽くされている
と何かの本で読みました。服部さんどう思いますか。ほんとかな?
[3]服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 00時45分58秒 ) パスワード
  

玉虫の件は

平家物語(下)の巻11に「那須与一の事」という項目があり
「船の中より年の齢189ばかりなる女房の
柳の五衣に紅の袴着たるが皆紅の扇の日出したるを」
という行に註として、

この女房について源平盛衰記では
「玉虫の前」別名「舞の前」という19になる女房で
扇は高倉院が厳島神社へ奉納されたものである

と出ています。
[4]源三さんからのコメント(2002年03月06日 02時41分35秒 ) パスワード
  

服部さん今晩は!病全開とはいきませんが、かなりよくなって嬉しくて
寝過ぎで眠れないのでただいま起きています、昨夜はしょうもない書き込み
しました。お気づかいいただきまして感謝です。明日もう一度精密検査します。

さて今回このスレッド見まして母の先祖の実家が紀州街道の住吉大社の前だった
ことから以前から、こちらの地理には詳しいかったので松虫、鈴虫塚、松虫通り
やなど興味深い地名や場所がこのあたりは多くて楽しいですよ。今は大阪市内でも
有数の高級な場所ともいえるし、帝塚山の住宅地にも近いし閑静ないい所です。
http://inoues.net/yamataikoku/club/sakai_matsumushi.html
堺〜大阪市住吉区間(松虫鈴虫に詳しいhp)です。
http://www.jichiroren.or.jp/news/2000/vol314-k7.html
http://www.osakapubliceng.or.jp/rekishi/ueminami/area3.htm
周辺地図
http://homepage2.nifty.com/akint/sumiyosi.html
松虫塚記述あり、主に住吉大社など周辺の史跡などの案内。
http://www.mangakan.ne.jp/abeno/abenotown_page.htm
ここも松虫の説明あり。
ざっとこんなもんです。では。何か自分に関係してる感じでつい書き込んでしまい
ました。以前松平健の弁慶も録画して今ももってます。あれはほんとにいいドラマで
した。あれの言葉遣いを一言一句以前覚えて僕が時代劇言葉にはまったドラマです。
[5]服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 03時15分32秒 ) パスワード
  

私は母方先祖が堺の浜で討ち死にしてるし(信長の死の2ヵ月前)
大坂の役では先祖が落人になって住吉村に隠れ棲んでたので

それで「阿倍野」のURLは独立させて頂きました。
[6]川口 信さんからのコメント(2002年03月06日 09時18分34秒 ) パスワード
  

 玉虫さん、源三さん、初めまして。

 川口家祈願所の称念寺(知恩院末寺・浄土宗)は千葉県佐倉市にありますが、この近くに松虫村、および松虫寺があります。松虫寺は昔、京都の聖武天皇の皇女・松虫御前が配流された地に建立されたものと言われております。こんな離れた所にあるのは何故か今後調べて見たいと思っております。

 玉虫寺は平家の滅亡を供養するために玉虫女御が建てたといわれ、熊本市御船町にあります。
[7]服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 12時49分31秒 ) パスワード
  

>玉虫寺は平家の滅亡を供養するために玉虫女御が建てたといわれ、
>熊本市御船町にあります。

たまむし生存説はどこかで読んだ記憶ですが
熊本まで行ってましたか。

これまた謎ですね。
[8]源三さんからのコメント(2002年03月07日 00時33分17秒 ) パスワード
  

玉虫さん、服部さん、とんでもなく間違いえてました。
勘違いしまくりでした。「松虫・鈴虫」は御鳥羽上皇の寵愛された女官
達でした。一方の玉虫さんの御捜しの「玉虫」さんは弁慶の妻でした。
確か五年前の新春ドラマ「弁慶」で平家の女官で建礼門院徳子の御付の女官
が確か「玉虫」で弁慶と恋に落ち。二人の間にできた娘も「小玉虫」と呼ばれて
いました。

新春時代劇スペシャル
『弁  慶』
ー怪力無双の荒法師!ー

【放送日時】    1997.01.04
          18:00〜
【テレビ局】    NHK
【原  作】    富田常雄
         「武蔵坊弁慶」講談社
【脚  本】    古田 求
【音  楽】    川崎真弘
【監  督】    井上 昭
【ナレーター】   古谷一行

【キャスト】
武蔵坊弁慶・・・・・<松平 健>
玉虫・・・・・・・・<有森也実>
源義経・・・・・・・<西村和彦>
静御前・・・・・・・<雛形あきこ>
常陸坊海尊・・・・・<若林 豪>
建礼門院徳子・・・・<南野洋子>
木曽義仲・・・・・・<五木ひろし>
巴御膳・・・・・・・<国生さゆり>
富樫家通・・・・・・<里見浩太朗>
           ほか


【ストーリー】
反逆者と追われる義経主従一行は、山伏の姿で安宅の関へ通りかかる。安宅の関を守るは富樫、頼朝からの達しにより直々に詮議する富樫。弁慶は白紙の「勧進帳」の読み上げ、ようよう疑いも晴れたかに見えた。しかし荷物持ちに扮する義経が富樫の目に留まる。主人を叩き据えるという弁慶の機転で、その場を抜け出した一行。富樫は義経一行であると気づきながらも見逃したのだった・・・
[9]源三さんからのコメント(2002年03月07日 00時56分40秒 ) パスワード
  

川口さんはじめまして。九州の玉虫関連の史跡や伝説があるんですね。
やはり平家が西国に逃れていったそんないきさつで彼女も九州まで平家の
落ち武者と共に同行していったんでしょうか?やはり九州は伝説のい宝庫
ですね。平家の地盤ですし、平貞能など原田氏など有力な平家武士もいたこと
も大きく関係しているんですね・・・。
服部さん玉虫さん詳細追加です。

武蔵坊弁慶 (一) 富田常雄 講談社文庫 ●玉虫の巻
武蔵坊弁慶 (二) 女難の巻
武蔵坊弁慶 (三) 疾風の巻
武蔵坊弁慶 (四) 旅立の巻
武蔵坊弁慶 (五) 一の谷の巻
武蔵坊弁慶 (六) 扇の巻
弁慶 水野泰治 成美堂出版 物語と史跡をたずねて
闇の弁慶 中津 文彦 祥伝社 熊野水軍に生まれた「弁慶」を、歴史が
「伝説上の人物」として抹殺した謎

武蔵坊弁慶(全10巻)
講談社
昭和61年3月20日

NHKでテレビドラマかされた際に発行されたバージョンで、全巻に「NHK新大型時代劇原作」という帯が付いている。
全10巻の構成は
〈1〉玉虫の巻←●
〈2〉女難の巻
〈3〉疾風の巻
〈4〉旅立の巻
〈5〉一の谷の巻
〈6〉扇の巻
〈7〉二都の巻
〈8〉流転の巻
〈9〉静の巻
〈10〉衣川の巻

間違えてすいませんでした。取り急ぎお詫びまで・・・。
でも松虫、鈴虫、玉虫、何かみんな似てますね。当時の女官さんは本当に
変わった名を名乗ってたんですね。何気に凄いです。ふう・・・。
[10]玉虫さんからのコメント(2002年03月08日 05時29分01秒 ) パスワード
  

服部明子さん、源三さん、川口信さん、初めまして。

詳しくて親切な情報を有り難う御座いました。
玉虫は平家の女官で弁慶の妻でしたか。驚きです。
さぞかしドラマティックな人生だったでしょうね。

松虫鈴虫玉虫で思い出したのですが、
夢枕獏原作の映画「陰陽師」にも「蜜虫」というキャラクターがいましたね。
[11]Takaさんからのコメント(2003年02月09日 22時22分57秒 ) パスワード
  

昭和61年のNHK新大型時代劇「武蔵坊弁慶」では原作に基づいて玉虫が登場していますが、ビデオシリーズで今後ビデオが出てくるといいですね。
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