シャベリン(アーツ) 小川もこ アクアジャンクション
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 投稿番号:100131 投稿日:2001年06月16日 19時59分11秒  パスワード
 お名前:ラン2
沙羅の花:沙羅双樹と夏椿

コメントの種類 :その他  パスワード

沙羅の花が咲き始めましたね。

家の前に1本の沙羅の木があります。
朝、仕事に行くとき、きれいに咲いている〜と出かけ、
帰って来るころには花が下に落ちています。
思わず冒頭の句を口ずさみます。

[1]服部 明子さんからのコメント(2001年06月16日 22時00分05秒 ) パスワード
  

ラン2さん

はかない命の花なんですねえ。
イメージとしてはありましたが。

ラン2さんのHPでこの花を見られるURLをご紹介下さい。
どんな花か知りたい人が多いと思いますから。

お願いします。
[2]ラン2さんからのコメント(2001年06月17日 13時04分01秒 ) パスワード
  

絶好のシャッターチャンスなんですが、デジカメが壊れて修理中(T.T)
ご紹介できないのが残念です。

最近は洋風の家の庭木に使われることが多いようですね。
沙羅は別名で、「ナツツバキ」という名前が本名。
まっ白な花を持つ椿です。

京都ではあちこちのお寺で沙羅双樹を愛でるといった会が開かれています。
[3]服部 明子さんからのコメント(2001年06月17日 13時25分12秒 ) パスワード
  

では来年に期待しますか。
(^^)

夏椿とは・・・
真っ白は椿というのも実際には知りませんでした。
我が家のは赤とピンクです。
赤の方はあまり好きではありませんがピンクの椿は好きです。
でも洋椿かも知れませんが。

正直な所、椿もさざんかも区別がつかない(泣)
[4]ラン2さんからのコメント(2001年06月18日 17時42分12秒 ) パスワード
  

☆正直な所、椿もさざんかも区別がつかない(泣)
同じくです。
今の所に住み始めて10年目なんですが、家の前に沙羅の木があることに今年初めて気がつきました(^◇^;)
平家にはまらなかったらず〜〜〜っと気がつかないままだったと思う・・

[5]服部 明子さんからのコメント(2001年06月18日 21時45分17秒 ) パスワード
  

矢張り「無常を感じる」んですか?

我が家の赤い椿の方は確かに花が落ちますが
花が大きいせいかボテボテ・ドタドタと落ちるんです。
落ち方に全く風情が無い。

ピンクの方も「無常」は感じないです。


どんな落ち方なんでしょうかねぇ?(謎)
[6]ラン2さんからのコメント(2001年06月19日 22時02分55秒 ) パスワード
  

うちの家の前の場合、下がコンクリートなのであまり美しくないんですが、
下が緑の芝だったり、土の上だったら美しいだろうな〜と思います。

白っていう色が、「はかなさ」とか「無常」をよく表しているように思えます。
すこ〜し、茶色に変わってるけど・・・
[7]服部 明子さんからのコメント(2001年06月19日 22時13分32秒 ) パスワード
  

はぁ〜
なるほど。

コンクリートの上に落ちる「沙羅の花」では風情に少々欠けますか〜


>白っていう色が、「はかなさ」とか「無常」をよく表しているように思えます。

ふぅ〜ん。。。そういう白なのですか。。。
なんとなく分かって来たような。。。
[8]俊寛僧都さんからのコメント(2002年05月18日 02時45分23秒 ) パスワード
  

沙羅双樹の花の色について

水原一先生の新潮社刊日本古典集成平家物語 第一句 殿上の闇討の注釈には、
釈迦が跋提河畔で涅槃に入るとき、床の四隅にあった一双八株の沙羅の木をいう。
淡黄色の花をつける常緑喬木であるが、この時白く枯れて倒れたという。

梶原正昭先生 山下宏明先生校注 岩波書店刊新日本古典文学大系平家物語巻第一 祇園精舎 注釈には
「娑羅」梵語でサーラの音訳で、日陰をつくる大樹の意。クシナガラの郊外のあり、釈迦が入滅した時に白い花を咲かせたという。

野村宗朔先生校注 武蔵野書院蔵刊 昭和校訂 流布本平家物語巻第一 祗園・舍 注釈
沙羅雙樹 昔印度拘戸那城跋提河邊で佛入滅の處に四方に各二株雙生した樹の名

皆さんが言っている沙羅の花と、平家物語に云う沙羅双樹とは違う?
[9]川口 信さんからのコメント(2002年05月18日 07時23分37秒 ) パスワード
  

 家の近くに大仏師がおりまして、その家に沙羅双樹の木がありましたが息子さんの時に家の建替えで伐採してしまいました。もったいない話ですね。

  http://www.kyt-ysc.co.jp/kyo/hana/files/sarasoujyu_d.htm

 京都にマッチした綺麗な花ですね。ちょっとご覧ください。
[10]服部 明子さんからのコメント(2002年05月18日 10時05分37秒 ) パスワード
  

>仏教聖木ならばどこのお寺にでもありそうなものですが、
>日本全国でも数少なく、なかなか見ることができないそうです。

母方の菩提寺は蘇鉄が植えてあって・・・ちょっと・・・でした。



私達日本人は「はかなさ」をイメージしてるけど
インド人はどんなでしょうね。まさか「はなやかさ」という事は?
実は、というのを知ってブッタマゲルという事はないでしょうか?
どなたかそこの所をご存知の方は?

私はお釈迦さまの入滅に「はかなさ」は感じないのですけど
考えれば考えるほど分からなくなりました。
[11]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月23日 05時23分44秒 ) パスワード

読売新聞の記事を御紹介頂きました。
以下は中原郁生さんの平家物語探訪より要約:
(詳しくは読売新聞で捜してみてください。時々検索不可能になりますので重要ポイントを書いておきます)



沙羅双樹の花の色の意味:
釈迦入滅の時白色に変じたという
沙羅双樹の花の色は盛者必衰の道理をあらわしている。


沙羅(しゃらの木)は黄色の花をつけるインドの名木で
双樹というのは釈迦が入滅し涅槃に入った時の伝説に基づいているのだそうです。


釈迦が亡くなる時に
形あるものは壊れ、生あるものは滅すが、ただ真理のみは永遠に変わらない
と最後のお説教をなさっておっしゃって亡くなったそうです。


釈迦の臨終の床の4辺にあったのが沙羅の木で
それぞれ幹が2本ずつ出てたそうです。(これが双樹の意味)

お釈迦さまが亡くなった時
あまりの悲しみに沙羅の木は2株の木となり
いつもは黄色なのに白い花を咲かせ
花が落ちて遺体を覆い尽くし、
やがて白い木となって枯れたのだそうです。

このため盛者必衰を表す木と考えられるようになったのだそうです。
[12]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月23日 05時35分23秒 ) パスワード

(2)沙羅と夏椿の巻


沙羅はインド原産のふたばがき科の常緑樹で高さ30mにもなる大木で
花は淡黄色で芳香があり夕方咲いて翌朝には散る短命の花だそうです。

夏椿は日本では別名「しゃらのき」と呼ばれるがツバキ科で、花は白色で椿に似ているそうです。


なぜこのような混同が起きたのかは
お釈迦さまへの憧憬と平家物語の冒頭の美しさから
沙羅の木を見たいという願望が
沙羅の木は熱帯の木なので日本には無理だから
夏椿で偲んだのだろう、と。
[13]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月23日 05時37分21秒 ) パスワード

以上この情報をわたくし1人で楽しむのはもったいないのでこちらにもアップ致しました。

もし御不都合ございましたら削除させて頂きますのでよろしく。
[14]ラン2さんからのコメント(2005年03月26日 11時28分08秒 ) パスワード
URL=http://heike.cocolog-nifty.com/heike/

みなさま おひさしぶりです。

わたしが管理するブログで、沙羅樹とナツツバキを並べた画像があるので、ご紹介します。

「沙羅双樹の花の色」をご覧下さいませ。
http://heike.cocolog-nifty.com/heike/2004/11/

なぜ混同されたかについても調べたので書きたいのですが、時間がありません。
そのうちに(いつのことやら)、ブログかサイトで書くつもりです。
[15]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月26日 11時42分14秒 ) パスワード

ラン2さん

拝見しました!

沙羅の木は30mにもなるという話ですがホントに大きいですねえ。

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